花巻東 高橋 ドラフト候補は10Kも「60点 雄星さんには及ばない」

[ 2015年8月7日 11:48 ]

<専大松戸・花巻東>花巻東先発の高橋

 「雄星2世」の呼び声が高い、花巻東の左腕・高橋が8安打を浴びながらも10奪三振で初戦を突破した。

 「慌てると野手に迷惑がかかる。落ち着いてと言い聞かせた」。9回、簡単に2死を奪ったがバントヒットと左前打で、長打が出れば同点の場面に背番号1は、間を取りながら、それだけを心掛けた。

 最後は2桁となる三振で仕留めたエースだが、自己採点は辛く「60点」。「雄星さんには及ばないが、内角と外角へ投げ分けられてよかった」と6年前に準決勝にまで進んだ先輩左腕と比べられると、少し声が小さくなったが、今秋のドラフト候補投手はまず1勝したことに安堵の表情だった。

 佐々木監督は「最後まで高橋で勝負と思っていた。エースの自覚が出てきた」と信頼が増した様子。「ヒット数倍打たれていますし、去年の秋からコールドゲームで打ち勝つだけじゃないので、こういう野球ができていければいいのかなと。ワンチャンスをものにして勝ち上がりたい」と、今年の花巻東のカラーが出せた1勝に指揮官も笑顔を見せた。

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2015年8月7日のニュース