12球団最早誕生の巨人 1万試合は4番目到達の理由

[ 2015年8月6日 11:15 ]

36年5月5日、東京ジャイアンツが泊まったシアトル市内にあるNPホテルのロビーには当時の部屋割り表が

セ・リーグ 巨人6-5ヤクルト

(8月5日 神宮)
 12球団で一番早く1934年12月に誕生した巨人が阪神、オリックス、中日に次いで4番目の1万試合到達。その理由を示す写真がある。米ワシントン州シアトルにあるNPホテルのロビーに掲示されていた東京ジャイアンツ、36年5月5日の部屋割り表だ。

 2006年に「ボールパークを行く」という連載を始めるにあたって訪れた日本野球ゆかりのホテル。304沢村栄治、401スタルヒン、603水原茂…。草創期の日本プロ野球史を彩る名選手の名前が並んでいる。

 大阪タイガース(現阪神)名古屋軍(現中日)など新球団が相次いで生まれ、日本職業野球連盟が設立されたのは36年2月9日。巨人はその3日後、前年に続く第2回米国遠征のため秩父丸で横浜港を出港した。4月29日に開幕した第1回日本職業野球リーグ戦(甲子園など)の期間中は米西海岸を転戦。リーグ戦には参加できなかった。その分、上記3球団に後れを取ったのだ。

 巨人は6月5日に帰国し、初の公式戦は7月1日の日本職業野球連盟結成記念東京大会(戸塚早大球場)。初戦は名古屋軍に8―9で敗れた。その後、群馬県館林市の茂林寺で伝説の猛練習を行い、秋の第2回全日本野球選手権試合ではタイガースとの優勝決定戦(洲崎)を2勝1敗で制し、初優勝。日本球界をリードしていくのである。(永瀬 郷太郎)

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