早実・清宮 相手決まらず「体の震え止まらなかった」15分間

[ 2015年8月4日 08:05 ]

抽選の結果を食い入るように見つめる早実・清宮(中央)

早実・清宮夏日記

(8月3日)
 常にソワソワしていた。初体験の抽選会場。早実・清宮は「僕が引くわけではないけど、凄くドキドキした。試合前よりも緊張した」と振り返った。

 南北北海道と東西東京はそれぞれの初戦の対戦を避けるため、早実は4番目に抽選。加藤主将は第3日第1試合を意味する「8番A」を引いた。

 そこから各校主将がくじを引いたが、待てど暮らせど相手が決まらない。対戦カードが続々と決まり、どよめきが起こる。時間にしてわずか15分ほどだったが、緊迫感に耐えきれず「だんだん手先が冷たくなってきて、体の震えが止まらなかった」と言う。抽選ボードの空欄も少なくなってきたその時、47番目の今治西・中内主将が「8番B」のくじを引き、ようやく対戦相手が決定。清宮は満面の笑みをこぼした。

 大会3日目の第1試合。今度は午前8時からの試合に驚きを隠せなかった。「(午前)6時には球場入り。とてつもなく早くてビックリ。早朝野球みたい」。何事にも動じない16歳が珍しく一喜一憂した一日だった。

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2015年8月4日のニュース