金本知憲氏、関テレ特番で初ナビゲーター 戦火に散った野球人思う

[ 2015年8月4日 06:01 ]

太平洋戦争などで戦死した日本プロ野球選手の功績を記した石碑「鎮魂の碑を多訪ねた金本知憲氏

 元プロ野球・阪神タイガース外野手でスポニチ本紙評論家の金本知憲氏(47)が初ナビゲーターを務める関西テレビの特別番組「戦火に散った野球人~幻のミスタータイガース~」が8日(深夜1・35)に放送される。

 戦後70年の節目に、番組では元祖二刀流で史上最強の職業野球選手と呼ばれながら、29歳の若さで戦死した大阪タイガース(現・阪神)の景浦將さん、戦中を生き抜き戦後の野球界で人々に勇気を与えた元祖ミスタータイガースの藤村富美男さんらを紹介する。

 東京ドームにある野球殿堂博物館を訪れた金本氏は、太平洋戦争などで戦死したプロ野球選手の功績を記した石碑「鎮魂の碑」など、戦争に運命を変えられた多くのOBの歴史を目の当たりにしあらためて驚がく。景浦さんと伝説の巨人軍投手・沢村栄治さんが戦った都内の洲崎球場跡も巡り、「戦争にも負けず野球をやり続けようという精神の根本は、野球を愛していたんだなと感じる」と感慨深げだった。

 一方、将来実現するかもしれない自身の殿堂入りについて振られると、「お話があれば光栄だけど」と言ったものの、先人の偉業に触れた直後だけに「ピンとこない」とコメント。「引退後も野球界に貢献されている方が表彰される印象で、僕はまだ(現役生活が)終わったばっかりだから」とあくまで控えめだった。

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2015年8月4日のニュース