作新学院V5 朝山が投打主役!父は「KK」PL優勝時の主将

[ 2015年7月27日 05:30 ]

<国学院栃木・作新学院>4回途中1失点の朝山

第97回全国高校野球選手権栃木大会決勝 作新学院9-2国学院栃木

(7月26日 宇都宮清原)
 栃木大会の最長連覇記録を5に伸ばした作新学院の主役は、背番号19だった。1年夏に甲子園で3試合に登板して注目を浴びた朝山の、最後の夏。今大会初登板で決勝のマウンドを任された。

 「どこまで持つか分からなかったけど、全球勝負するつもりで投げた」と直球で押す投球。自己最速146キロに及ばない137キロ止まりだったが、3回まで1失点に抑え、4回先頭打者に安打を許したところで一塁に回った。打撃では初回に「4番の責任がある」と右越え先制2ラン。9得点の大勝につなげた。

 入学直後の1年春はエースナンバー。その夏に「10」をつけて脚光を浴びた右腕は、今年3月末の横浜(神奈川)との練習試合で右肘を痛めた。最後に実戦で投げたのは5月2日の春季県大会準々決勝・矢板中央戦。1打者4球のみの投球だった。7月に入り投球練習を再開したが「肘は6割くらいの状態」。それでも小針崇宏監督は「(決勝は)3年生の思いしかない」と、試合前の練習中に先発を告げた。

 観戦した父・憲重さん(49)は83年夏にPL学園が桑田、清原の1年生コンビ「KK」を擁して優勝したときの主将。父からは「勝ち続けるチームは自滅しない」と言われてきた。「四死球やエラーをなくすことを心がけた」と、「常勝PL魂」を胸に、1四球のみでまとめた。「自分の持っている以上の力が出せる場所」という甲子園。最後の夏に狙うのは、父子の全国制覇しかない。(渡辺 剛太)

 ◆作新学院(栃木) 1885年創立。元巨人の江川卓氏らを輩出。

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