三沢商が29年ぶり甲子園!光星 痛恨の延長12回サヨナラ暴投

[ 2015年7月22日 14:55 ]

<三沢商・八戸学院光星>29年ぶりの優勝を決め喜ぶ三沢商ナインと暴投で力尽きた八戸学院光星・中川(右手前)

第97回全国高校野球選手権青森大会決勝 八戸学院光星―三沢商

(青森市営野球場)
 第97回全国高校野球選手権青森大会決勝が22日、青森市営野球場で行われ、ノーシードで勝ち進んできた三沢商が第3シードの八戸学院光星を2―1で下し86年以来29年ぶり2度目の甲子園出場を果たした。

 決勝は3年連続の公立VS私立の頂上決戦となった。八戸学院光星は中川、三沢商は野田が先発。

 2回、三沢商の攻撃中にアクシデントが発生。捕手・馬場の下半身に打球が当たり負傷。馬場はベンチに戻ったが治療が長引き、守備中の光星ナインは審判の指示でベンチに戻った。20分後に医務室での治療を終えた馬場とナインがグラウンドに戻り試合が再開した。

 試合は3回に動いた。光星は1死満塁から2番の加角が中犠飛を放ち先制した。

 三沢商は4回2死満塁で代打・金渕を打席に送ったが空振り三振。浪岡監督が早々と勝負をかけたが得点にはつながらなかった。6回にも2死から連打で一、二塁の好機をつくったが無得点に終わった。だが、8回1死一、三塁で4番森田が中犠飛を放ち同点に追いついた。試合は1―1で延長に突入した。

 延長12回、三沢商は2死一、三塁からワイルドピッチで打者が振り逃げ。三塁走者が生還しサヨナラ勝ちした。光星はエース中川が延長も一人で投げ抜いたが、12回最後に力尽き4季連続の甲子園出場はならなかった。

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