東海大相模・小笠原12K7回完封 スカウトは“新化”に期待

[ 2015年7月22日 05:30 ]

<藤嶺藤沢・東海大相模>7回を3安打12奪三振で無失点に抑えた小笠原

第97回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 東海大相模7-0藤嶺藤沢

(7月21日 相模原)
 エースの自負をのぞかせた。東海大相模の左腕・小笠原が藤嶺藤沢戦で今大会初先発し、7回参考ながら毎回の12奪三振で初完封。「背番号1を背負っている以上、先発すれば最後まで投げ切るつもり」と胸を張った。

 19日の住吉との3回戦では、救援2イニングで5者連続奪三振。この日も最速144キロの直球と低めへの変化球がさえ、打者のバットが次々に空を切った。「チェンジアップが低めに決まって空振りを取れた」と手応えをつかんだ様子。「奪三振は勝つ要因にはならない」と話す門馬敬治監督も「日程が過密になる前にこれだけ投げられたのは大きい」と収穫を口にした。

 視察したDeNA・稲嶺茂夫スカウトも「これからどんな進化を見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せる。今大会2試合計9回で無失点。激戦区の神奈川で、絶対的なエースを持つ優勝候補の本命が、2年連続の甲子園へまた一歩近づいた。(矢吹 大祐)

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2015年7月22日のニュース