タイガース内野手、球審にバット投げ退場「グラウンドに投げただけ」

[ 2015年7月20日 15:30 ]

タイガースのオースマス監督(中央)とキンスラー(左)は球審に詰め寄る (AP)

ア・リーグ タイガース3―9オリオールズ

(7月19日 デトロイト)
 タイガースのイアン・キンスラー内野手(33)が19日のオリオールズ戦で今季初、通算では8度目の退場処分を受けた。

 0―1とタイガースのビハインドで迎えた3回、1死一、二塁と好機の場面で打席にはキンスラー。2ボール1ストライクからの4球目を強振するも、オリオールズ先発のゴンザレスが投じたスライダーにタイミングが狂いセンターフライに倒れた。

 何も問題のないプレーだったが、ここで球審はキンスラーに退場を宣告。訳のわからないキンスラーとオースマス監督は説明を求めて球審のもとへ向かった。

 打球に目が行き、見逃されていたが、キンスラーはフライを打ち上げた直後にバットをグラウンドに叩きつけて真っ二つにし、一塁へ走りながら手に残る折れたバットを本塁付近へ投げつけていた。

 この行為を球審は侮辱行為とみなしたようだが、キンスラーは「バットを投げたことは認めるが、グラウンドに向かって投げただけだ」と弁明。ただ、3球目の前に球審から打席内に早く入るようにと促されたことに不満そうな態度を示していたため、少なからず“その意図”はあったようだ。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月20日のニュース