V率62%!ソフトB松田V弾 両リーグ最速50勝、首位快走

[ 2015年7月16日 06:43 ]

<日・ソ>7回無死一、三塁、3ランを放った松田(右)は出迎えの内田とハイタッチ

パ・リーグ ソフトバンク7-4日本ハム

(7月15日 帯広)
 高く上がった打球は少しずつ、風で伸びた。3―3の7回無死一、三塁で、ソフトバンク・松田が放った一撃。最大風速8・4メートルの強風が、この日は味方になった。左翼席の最前列へ、決勝の22号3ランが届いた。

 「きのうは悔しかったけど、きょうは(追い)風で入ってくれた。(無死一、三塁だったので)外野フライのイメージだったけど、良かった」。14日は2回1死で右翼方向へ流し打った手応え十分の打球が、強烈な逆風に押し戻されて右飛になった。1本損していたアーチを翌日、最高の形で取り返してみせた。

 風がチャンスも運んでくれた。7回無死、内川は初球を打ち上げ、誰もが捕飛と思った瞬間、強風にあおられたボールを日本ハム・市川が落球。凡打すれば打率は3割を割り込むはずだったが、打ち直した打球は三塁線を破る二塁打となった。

 帯広の土のグラウンドでチームは06年5月6日の西武戦(インボイス)以来9年ぶりの1試合5失策を犯したが、強力打線と最強のリリーフ陣でミスを帳消し。25度目の逆転勝ちで両リーグ最速となる50勝一番乗りだ。「エラーはあるもの。落ち込むのではなく、切り替えてやることが大事。凄く風が強く、土ぼこりも凄い中、集中力を切らさずにやってくれた」と工藤監督はにんまりだ。

 打席に向かう松田の耳元へ「ワクワクして行けよ」と声を掛けた指揮官。選手会長の松田を中心にベンチから出す声も相手を圧倒していた。元気と笑顔のあふれる工藤ホークス。混戦セ・リーグを尻目に交流戦明け初戦の6月19日に立った首位をそこから譲らず、2位・日本ハムに3・5ゲーム差をつけて、ターンする。このままの勢いならば、その差はどんどん広がりそうだ。 (福浦 健太郎)

 ≪81戦以下V率62%≫ソフトバンクが11年以来4年ぶりの両リーグ50勝一番乗り。チームで開幕81試合以下での50勝は11年(79試合目)以来14度目。過去、13度のうち優勝に結びつけたのは8度あってV確率は62%。他の5度も全て2位だ。今季はビジターで25勝13敗1分け(勝率.658)とホームの勝率.625より上。今季両リーグでビジターの勝率がホームを上回っているのはソフトバンクだけだ。

 ▽内川(ソフトバンク)通算1500試合出場 15日の日本ハム12回戦(帯広)で達成。プロ野球184人目。初出場は横浜時代の01年3月30日ヤクルト戦。

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