今春センバツ出場の松山東 あわや初戦敗退ヒヤヒヤ発進

[ 2015年7月15日 17:05 ]

8―8で迎えた8回裏一死二塁、決勝の中前決勝打を放った松山東の米田。撮影:寺下友徳

第97回全国高校野球選手権愛媛大会2回戦 松山東9―8北条

(7月15日 坊ちゃん)
 今春21世紀枠でセンバツに出場した松山東が2回戦で北条と対戦。中盤で4点のリードを許す苦しい展開になったが、打線の粘りで辛勝した。

 初回に1点先制したものの、3回に5安打2四球で打者一巡の猛攻を浴び5点を奪われ、その裏3点を返したものの、4回に1点、6回に2点を失い、6回表終了時で4―8。4点ビハインドの6回裏、亀岡の左翼線2点適時二塁打などで同点に追いつくと、8回裏に米田の中前適時打が決勝点となり、辛くも競り勝った。

 堀内準一監督はエースの亀岡について「最後の練習試合から間が空いてしまった。それでも投げれば大丈夫かと思ったけど、疲労もあったかもしれない」と話し、一時劣勢となりながらも打線の粘りで逆転したことに「チームも亀岡を助けてやろうとして1つになれた」と目を細めた。

 逆転負けを喫した北条の沢田勝彦監督は「本来であれば8―3で勝ちきれる試合だったけど、松山東さんが勝負慣れしていて、うちは経験がない。その差が出たかな」と悔しがった。

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2015年7月15日のニュース