熊本工 ボークでサヨナラ勝ち 2年ぶりの夏へ大きな弾み

[ 2015年7月15日 05:30 ]

<熊本工・熊本農>10回1死三塁、打者・高木の時にボークで三走・中村(背番5)が生還。サヨナラ勝ちに盛り上がる熊本工ナイン

第97回全国高校野球選手権熊本大会2回戦 熊本工9―8熊本農

(藤崎台)
 粘りに粘って、古豪・熊本工が2回戦を突破した。8―8で迎えた延長10回、1死三塁から熊本農の投手・園田のボークでよもやのサヨナラ勝ち。三塁走者の中村は小躍りして生還した。雨により、グラウンド状態が悪い中での一戦は荒れた。

 4点を追う4回は3四球と敵失、2本の適時打で同点。直後に3点を勝ち越されたが6回は城戸、深水の3、4番の長短打で追いついた。投げては背番号18の3番手、山部が5回2死一、二塁から延長10回まで打者16人をパーフェクトに抑えてサヨナラ劇を引き出した「選手が1点ずつ返していこう、と声を出していた。選手が前を向いていたので私にも焦りはなかった」とは昨秋に就任した安田健吾監督。甲子園春夏通算40度出場の底力。2年ぶりの夏へ大きな弾みがついた。

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2015年7月15日のニュース