ヤクルト支える新助っ人の「Why Japanese People!?」

[ 2015年7月15日 10:30 ]

4月8日に来日初勝利を挙げたヤクルト・オンドルセク

 2年連続最下位からの巻き返しを図るヤクルトが奮闘している。借金4の4位ながら、首位とは2ゲーム差(14日現在)。好調の要因に挙げられるのが、救援陣の存在だ。特に勝利の方程式を担うロマン、オンドルセク、バーネットの助っ人トリオが頼もしい。その中で、主に8回を任されているのが、今季から加入したオンドルセクだ。2メートル3の長身に、ヒゲを蓄えた風貌もたくましい。観察していると、気になることがあった。

 救援投手がマウンドに上がる際、甲子園や横浜スタジアムではリリーフカーが使われる。しかしオンドルセクは乗ることなく、小走りでマウンドに現れるのだ。理由を尋ねると「横浜スタジアムでの初登板のときに一度だけ乗ったけど、気まずくて心地よくない。ボケーっとしているだけだから…」と教えてくれた。ブルペンで投球練習を行い、マウンドに走って出て行くことが自らのスイッチを入れるルーティン。「今後乗ることはない」と決意は固い。日本に来てリリーフカーの存在を知り、非常に驚いたそうで「Why Japanese People!?」とマイブームの一文が飛び出した。

 「Why Japanese People!?」とは、米国出身のお笑い芸人・厚切りジェイソンが日本について疑問に思うことをネタにして、叫ぶ決めゼリフ。オンドルセクは動画投稿サイトで見てハマり、ロッカーや練習中などに口にしている。今や、クリスティン夫人の口癖にもなってしまった。来日から半年。「Why Japanese People!?」と叫びたくなることは、ほかにもあるという。

 「試合のない日にも練習するのはなぜ!?」「球場の食事は何で必ずラーメンなの!?」「どうしてラーメンにわかめを入れるの!?」「(同僚の)三輪はなぜいつもあんなにうるさいの!?」―。

 多種多様の疑問を持ちながらも、今では「ラーメンダブル」を注文して一度で2杯分を食べるほどラーメンを好み、「ワカメナシ」の注文方法を身につけた。三輪ともじゃれ合うほど仲がいい。出番を待つブルペンで応援歌の「東京音頭」を口ずさめるようになるほど日本に馴染んでいる。

 昨季まで大リーグで5年連続40試合以上に登板した実力派は、14日までにチームトップの41試合に登板。首脳陣の信頼厚い助っ人が、混戦セ・リーグの中でチームを押し上げる。(町田 利衣)

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