工藤監督 代打ズバリ!金子攻略へ正捕手細川5回で交代

[ 2015年7月6日 05:30 ]

<オ・ソ>5回1死満塁、明石の逆転2点適時打を喜ぶ工藤監督(中央)。右手前は金子

パ・リーグ ソフトバンク10-7オリックス

(7月5日 ほっと神戸)
 ソフトバンク・工藤監督の采配がさえ、貯金が今季最多20となった。動いたのはビッグイニングとなった5回。2点を追う展開で無死満塁のチャンスをつかみ、正捕手の細川に代打・高田を送った。「正直、僕も早いかなと思った」と迷ったというが、相手が昨季沢村賞の難敵・金子ということで勝負に出た。

 高田は10球粘って押し出し四球を選んだ。「いきなり(代打を)言われたけど、追い込まれても粘ろうと思った」。さらに明石の2点右前打、松田のこの回2安打目となる左翼線二塁打などタイムリーが5本出て、今季1イニング最多の9点。指揮官は「つなげてくれたのは大きい。何とかしたい気持ちが表れていた」と満足顔だった。

 今季7度目の2桁得点で、リーグ戦再開後5カード連続勝ち越し。貯金20について「いい形で選手たちの集中力になればいいね」と工藤監督。球界を代表する右腕を攻略し、勢いはさらに加速する。

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