プロ初先発初勝利の山本、首位奪回にも「なに言えばいいんですか?」

[ 2015年7月4日 18:29 ]

<D・神>気合いの入った表情で5回を2失点に抑えた山本

セ・リーグ 阪神7―6DeNA

(7月4日 横浜)
 阪神の山本翔也投手(26)がプロ2年目で初先発。5回で94球を投げ、6安打2失点でうれしいプロ初勝利を挙げた。

 4回までは無失点に抑えていたが、5回に3安打を集中されて2点を失い、3―2と1点リードした状況で降板。その後はベンチから戦況を見守ったが、中継ぎ陣もピリッとせず、最終回は守護神・呉が後藤に連日の代打アーチを浴びて1点差に詰め寄られるなどヒヤヒヤした展開だっただけに、勝利が決まるとようやく笑顔。ヒーローインタビューでは両頬にえくぼが浮かび、「ありがとうございます!最高です!」と第一声を発した。

 チームは前夜に衝撃的なサヨナラ負けを喫して4連敗中。だが、山本は「試合前からいろいろな人に声をかけてもらって、4連敗ということよりも自分のピッチングに集中することだけを考えていた」と振り返り、「序盤から野手の方が点を取ってくれたし、ボールはけっこう悪かったが、気持ちで何とか頑張りました」と安どの表情を浮かべた。

 自らのプロ初先発初勝利がチームの連敗を4で止め、勝率5割復帰とともに再び首位に返り咲いた。だが、首位奪回について聞かれた山本は「本当ですか?」と喜んだあとで「…なに言えばいいんですか?」と初々しい対応。「次はしっかり投げるんで、これからもよろしくお願いします!」と最後までフレッシュだった。

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