マー君 快投で地元紙黙らせる「しっかり気持ちの面でも整えて…」

[ 2015年7月4日 05:36 ]

ヤンキース・田中

 ヤンキース・田中は先発する3日(日本時間4日午前8時5分開始)のレイズ戦に備え、本拠地ヤンキースタジアムでキャッチボールなどで調整した。ここ2試合はいずれも自己ワーストの3被弾し、計13失点と打ち込まれた。「この2登板は試合中の修正がうまくいかなかった。しっかり気持ちの面でも整えてやってきたことを試合で出せれば」と巻き返しに出る。

 田中だけでなく、3勝8敗のサバシアらヤ軍先発陣は低調で、先発陣のチーム防御率4・37はリーグ12位。地元紙ニューヨーク・ポストが2日付で「田中の不安定さはエース獲得へ動くことを意味するか?」と報じるなど、米メディアは7月末のトレード期限が迫り、エース級の投手獲得の必要性をしきりに訴えている。フィリーズ・ハメルズ、レッズ・クエト、ホワイトソックス・サマージャらが候補に挙がる。

 開幕投手を務めた田中にすれば、快投でそんな雑音を封じたいところ。同地区レイズとは過去2戦2勝、防御率1・93と相性はいい。首位から1ゲーム差以内に4チームがひしめく混戦のア・リーグ東地区、大事な同地区対決初戦で田中の底力が試される。(ニューヨーク・後藤 茂樹)

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2015年7月4日のニュース