工藤監督 劇的幕切れに「本当の“熱男”!ミラクル起こった!」

[ 2015年7月2日 22:24 ]

<ソ・西>9回1死満塁の場面でサヨナラ犠飛を放った内川(左から2人目)はナインから祝福される

パ・リーグ ソフトバンク4―3西武

(7月2日 ヤフオクD)
 ソフトバンクが鮮やかな逆転サヨナラ勝利で4カード連続の勝ち越し。貯金を19にまで増やした。

 敗色濃厚の試合展開だった。1―3と2点を追う9回、マウンドにはリーグトップの19セーブを誇る高橋朋。しかし、先頭の中村晃が二塁打を放つと球場の空気が変わった。

 1死から代打攻勢に出ると、川島の内野安打で一、三塁とチャンスを膨らませ、吉村が右翼線に打球を運んで1点差。続く明石の投ゴロを高橋朋はホームへ送球も三塁走者・川島の手が一瞬早く土壇場でついに同点とした。

 これで完全にリズムが狂った相手守護神は柳田に死球を与えて満塁。仕上げは内川がライトに犠飛を打ち上げてドラマチックなエンディングを迎えた。

 最後の最後に実に鮮やかな3得点で勝利をもぎ取ったソフトバンク。「打席前に監督には“任せたぞ”と言われた。前に飛ばせばどうにかなると思っていた」とサヨナラ犠飛の内川。チームのキャプテンにタイムリーな発破をかけた工藤監督は犠牲フライではあったが「本当の“熱男”でしょ!ミラクルが起こりましたよね!」と劇的な幕切れに興奮を隠し切れない様子だった。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月2日のニュース