創価大・田中 出番なくてもスカウト30人 まだ3年 2球団は韓国まで密着 

[ 2015年7月1日 06:52 ]

<韓国大学選抜・大学日本代表>3回2死三塁、生還した三走・桝沢(背8)を出迎える田中(右)

 ユニバーシアード夏季大会(3日開幕、韓国・光州)に出場する侍ジャパン大学日本代表は30日、明大グラウンドで韓国大学選抜と強化試合を行った。田中正義投手(創価大3年)は前日のNPB選抜戦で7者連続奪三振などプロ相手に4回完全投球を見せ、一躍時の人に。

 最速155キロ右腕は「新聞の1面になっているのを見てびっくり。LINEも90件くらい来て、返しきれなかった」と目を白黒させた。

 この日は登板がなく、軽めの投球練習。スカウトは9球団30人が集まり、立花陽三球団社長が来秋ドラフト1位指名を早々と公言した楽天は7人、巨人は8人で視察した。日本ハム、ソフトバンクは韓国でも密着する。

 善波達也監督は先発、救援にフル稼働させる考えで、田中は「どっちもやりがいがある」と力こぶをつくる。野球競技が10大会20年ぶりに採用された「学生のオリンピック」。過去2度の実施で4、3位だった日本を、エースが頂点に導く。

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2015年7月1日のニュース