金子でもダメ…オリ福良監督代行 荒療治 2日で6人2軍降格

[ 2015年6月22日 08:10 ]

<オ・西>2回無死、中村(右)に先制本塁打を浴びた金子

パ・リーグ オリックス0-8西武

(6月21日 京セラD)
 西武に2日連続の零封負けとなったオリックスが、試合後のコーチ会議で大幅な選手入れ替えを敢行することを決めた。ヘルマン、マエストリ、竹原の3人が2軍降格し、打線強化のためにブランコと鉄平が昇格。また、2日間で22失点した投手陣の再建のため、本来は先発の近藤を中継ぎに配置転換させて1軍に呼ぶことも分かった。

 この日から山崎福、白仁田、中山の3人を2軍に落とし、高木と海田を昇格させたばかり。福良監督代行は2日間で6人を落として5人を昇格させる荒療治だが、もはや猶予はない。直接対決が14試合も残っているとはいえ、3位西武とはこれで12・5ゲーム差。CS進出は風前のともしびで、何とか浮上のきっかけを探している。

 右内転筋の肉離れが完治したブランコは、すでに2軍戦で出場しているが本調子とはいかない。福良監督代行も「打っていないけどね」と認めつつの昇格だ。さらに、鉄平も右脇腹の肉離れから、前日20日のウエスタン中日戦で復帰したばかりで、わずか2試合で昇格が決まった。

 また近藤についても、今季は本格的な中継ぎ登板がなく、19日の同中日戦で2番手で4イニングを投げたばかり。だが、ここ2試合の中継ぎ陣の崩壊現象に、同監督代行も「手を尽くしているが、これ以上、尽くしようがない」と嘆いており、経験豊富な近藤に白羽の矢を立てた。22日からは11泊12日の長期遠征。3人が浮沈のカギを握りそうだ。

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2015年6月22日のニュース