中日・山井 降板直後に再逆転3勝目 谷繁監督「気迫が野手にも…」

[ 2015年6月22日 05:30 ]

<巨・中>荒木(右)からウイニングボールを受け取る山井

セ・リーグ 中日4-3巨人

(6月21日 東京D)
 昨季最多勝腕が長いトンネルを抜けた。中日先発の山井は、2―0の7回に自らの暴投などで3失点し、逆転されてマウンドを降りたが、直後に味方が再逆転。4月29日以来の白星となる3勝目に「あの回はせめて同点までにしたかったけど、とにかく試合に勝って良かった」と安どした。

 今季は好投しながら勝てない試合が多かったが、この日もリズム良く5回までは1安打投球と打線の援護を待った。谷繁兼任監督は「あの回(7回)以外はいい球を投げていた。体から何かの力が出ていた。山井の気迫が野手にも伝わったんでしょう」と8回の逆転劇を振り返った。

 交流戦明けの巨人戦に勝ち越し、首位とは2・5ゲーム差。3勝6敗とした右腕は「一つでも借金を返せるように気持ちを前面に出していきたい」と巻き返しを誓った。

 ▼中日・友利投手コーチ(7試合ぶり白星の山井に)気持ちが入っていたし、四球で崩れそうな気配もなかった。先発に勝ちがつくのが一番。

 ▼中日・エルナンデス(和田に続く2者連続アーチとなる決勝5号ソロ)和田さんのホームランのおかげで自分は塁に出るつもりで入れた。

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2015年6月22日のニュース