マートン つウィ~に1号!虎助っ人史上最も遅い62試合目

[ 2015年6月21日 05:30 ]

試合前にスタン・ハンセン(右)と握手するマートン

セ・リーグ 阪神4-1ヤクルト

(6月20日 甲子園)
 阪神のマット・マートン外野手(33)が、リーグ戦再開となるヤクルト戦(甲子園)で今季初本塁打となる先制ソロを放ち、勝利に貢献した。開幕から出場62試合目での1号は、阪神の外国人野手では最も遅い記録となった。1・5ゲーム差の首位・巨人追走のカギを握る主砲の一発で、チームは交流戦をまたいで2連勝。5割復帰に王手をかけ、DeNAを抜いて2位に浮上した。

 梅雨空の甲子園に待ちに待った放物線が描かれた。マートンが今季出場62試合目、254打席目でついに今季1号本塁打を放った。2回1死、カウント3ボール1ストライクからヤクルト先発・石川のカーブを振り抜くと、打球は左翼席に着弾。これまでの苦悩をかみしめるように、大歓声の中でゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 「自分としてもやっと1本出たし、交流戦明け初戦のゲームで早い回に先制点が取れてよかったよ」

 レギュラーシーズンでは昨年9月15日のヤクルト戦(神宮)の第3打席以来、実に311打席ぶりの一発。開幕から出場62試合目での今季1号は阪神の外国人野手の中で最も遅い記録となった。

 4回1死ではシュートをきれいに中前にはじき返し、マルチ安打を記録。付きっきりでマートンを指導してきたオマリー打撃コーチ補佐も「気分がリフレッシュしていたね。スイングは全てよかった。タイミングの取り方も素晴らしかった」と称賛した。

 12日オリックス戦前のフリー打撃ではツーステップで打つなど、タイミングの取り方に苦しんでいた。18日の全体練習では和田監督らとグラウンドで71分間に及んで熱い打撃論をかわすなど復調に向け模索を続けた。それがようやく結果に結びついた。もちろん、前日19日に入団会見を行った同じ外野手のペレスの存在も大いに刺激になっただろう。

 “不沈艦”からもパワーをもらった。この日は阪神百貨店のイベント参加のため来日中の元プロレスラー、スタン・ハンセン氏(65)が甲子園を訪れ、試合前に談笑した。初対面ながらハンセン氏の息子とマートンの友人が同じ大学という話で盛り上がった。「日本に来てよくやっているね。これからも頑張ってください」と激励も受け、良い気分転換になった。

 リーグ戦再開に合わせて、打席の登場曲も米国人ラッパーLecrae(レクレー)の「All I Need Is You」に変えた。重低音が響くパンチの効いた曲。バットの方のパンチ力もようやく重みが増してきた。

 「本当にきょうはいい試合だった。1試合1試合、自分のやるべきことをやっていくよ」と充実の表情で引き揚げたM砲。きょう21日の試合でも、ハンセンばりの大暴れで「ウィー!」ならぬ「WIN」をチームにもたらしてくれるはずだ。

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