サンデー藤浪、不敗継続へ「負けない投球が出来るように」

[ 2015年6月18日 08:37 ]

リーグ戦再開に向けて決意を新たにした藤浪

 「不敗」継続だ。阪神・藤浪晋太郎投手(21)が17日、3試合に登板した交流戦を総括するとともに、20日から再開されるリーグ戦へ向けて決意を新たにした。

 「(リーグ戦が再開しても)変わることはないです。(交流戦は)反省すべき点もありますが、全体的には、そんなに悪かったとは思いません」

 3年目の交流戦ではエース級の働きを見せた。3試合1勝0敗、防御率1・52。なじみのないパ・リーグ球団との対戦でも本領を発揮した。5月27日の楽天戦で10回無失点の快投を演じれば、10日のソフトバンク戦では一転、7回4失点の粘投で4勝目をもぎ取った。好不調の波に左右されることなく、勝てる投球を貫いた。

 「(球宴まで登板が予定される4戦は)勝ち負けに関しては、自分の力でどうこうできるところじゃない。ただ、出来るだけ、負けない投球が出来るようにしたい」

 リーグ戦再開後のキーワードは「不敗」だ。5月14日のヤクルト戦で1失点完投勝利を挙げて以降、登板5試合3勝0敗。その間、チームも全勝中だ。縦回転の直球、脱力投法など3年目の進化を発揮し、理想とする投球に近付いたことが、その要因。「負けない投球」こそ真骨頂。リーグ戦再開後も、その姿勢に変わりはない。

 「今後はジメジメと暑い中で登板しないといけなくなると思いますが、水分、栄養を摂って対策していきたい。ナイターの方が好きなのは間違いないですが、(デーゲーム登板の)影響はそんなに大きくない。土日に登板することが多くなると思うので、体調を整えて臨めればと思います」

 リーグ戦再開後は21日のヤクルト戦(甲子園)を皮切りに、球宴期間までは毎週日曜日に登板する予定。目下、上位の巨人、DeNA相手にマウンドに向かう。6試合で3勝(1敗)、防御率1・35の得意のナイターではなく、デーゲームの登板が続くことになるが、対策にも抜かりはない。チームの上位浮上へ、ガムシャラに腕を振るのみだ。

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2015年6月18日のニュース