楽天ラジオ8・9開局!球界初「地上波」自主運営 デーブ監督出る

[ 2015年6月18日 07:05 ]

 楽天は17日、コミュニティーFMラジオ局「Rakuten.FM TOHOKU」を開局すると発表した。球団は13年10月にインターネットラジオ局を開いているが、地上波ラジオ局の自主運営は球界初の試みだ。

 地域密着を目的とした活動の一環で、本拠地・コボスタ宮城の周辺、約2万5000世帯で聞くことができるという。周波数は「89・1メガヘルツ」。仙台市内で開局に向けた予備免許の交付式に出席した立花陽三社長は「野球(89)はイー(1)グルスという番号を頂きありがたい。地域に愛されるFM局を目指したい」とあいさつした。放送開始も野球にちなみ8月9日を予定。初年度3000万円、将来的には年間1億円の収益を見込んでいる。

 放送内容は試合中継や地域の情報などが中心だが、球団関係者は「シーズンオフには選手や監督が出演する番組もやりたい」と話す。これを伝え聞いた大久保監督も「俺はもともと、ラジオの人。テレビよりしゃべりやすい」と前向きな姿勢を示した。

 指揮官は現役引退後、約10年にわたりラジオで野球解説者の経験がある。もし、自身の番組ができれば、メディアへの露出機会が少ない2軍選手とトークを交わし、売り出したいと考えており「番組名は“デーブと愉快な仲間たち”が良いな」と夢を膨らませた。

 音楽好きの松井裕が「DJユウキ」と化し、星野仙一シニアアドバイザーがリスナーのお悩み相談にズバッと回答。異色のラジオ局になりそうだ。

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