プロ注目148キロ腕 大分商・森下2年ぶり聖地必ず

[ 2015年6月18日 05:30 ]

2年ぶり甲子園出場に燃える大分商の148キロ右腕・森下

 第97回全国高校野球選手権大会(8月6日から15日間、甲子園)の大分、北北海道大会・釧根、空知、十勝支部、南北海道大会・札幌支部の組み合わせが17日、決まった。今秋ドラフト上位候補に挙がる大分商の148キロ右腕・森下暢仁投手(3年)は2年ぶりの甲子園出場を誓った。

【大分大会組み合わせ】

 九州No・1右腕の森下がエースの責任を背負って夏に臨む。「暑いので、しっかり投げ込んで備えたい。チームのために頑張りたい」と意気込む。

 投手歴1年弱でドラフト上位候補に浮上。背景には、就任5年目の渡辺正雄監督(42)の指導方針がある。「ウチは公立なので、まずは全員が正確な送球を覚え、そこから投手を育てる」。過去には左投げの二塁手や捕手がいたほどで、森下は入学時は遊撃手。今も「二刀流」だ。徹底した送球練習で培った無駄のないフォームと長い手足が相まって「体ができて、球速が一気に伸びた」。今年3月の慶応(神奈川)との練習試合で148キロを出し、1安打完封して一躍注目の的になった。今春大分県大会では7回参考ながらノーヒットノーランも達成した。

 夏15度の甲子園出場を誇る古豪。森下の右腕が2年ぶりの聖地へチームを導く。

 ◆森下 暢仁(もりした・まさと)1997年(平9)8月25日、大分県生まれの17歳。小3から野球を始める。大東中軟式野球部では投手兼遊撃手で3年夏に九州大会優勝、全国大会出場。大分商では1年秋からベンチ入りし、昨秋からエース。家族は両親と姉、弟。1メートル80、70キロ。右投げ右打ち。

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