DeNA9連敗で貯金0 重圧でミス3連発…併殺のはずが決勝点献上

[ 2015年6月14日 06:41 ]

<日・D>8回1死一、二塁、日本ハム・中田のニゴロでDeNA・白崎が一塁送球するも併殺崩れで勝ち越し点を許す

交流戦 DeNA2―3日本ハム

(6月13日 札幌D)
 DeNAは5月16日に最大11あった貯金を1カ月もたたずに全て吐き出した。引き分けを挟み9連敗で交流戦全カード負け越しが決まり、中畑監督は「敗軍の将は多くを語らずだな。9連敗の責任はすべて私にある」と声を絞り出した。

 負けられない重圧がミスの連鎖につながる。8回に許した決勝点が象徴的だった。同点の1死一、二塁で打者は中田。引っ張りの打球が多い傾向から二塁寄りを守った二塁手・飛雄馬の正面にゴロが飛ぶ。計算通りのシフトで併殺に仕留めたかに見えたが、ミスが3つ、立て続けに出た。

 飛雄馬が「少しバウンドが変わった」という打球をグラブからはじく。すぐに拾い直して遊撃・白崎にトス。今度は白崎の送球が少し高めに浮いた。跳び上がった一塁・ロペスのミットをはじいたボールはファウルゾーンを転々。二塁走者・西川の本塁生還を許した。記録ではロペスに失策が付いたが、白崎は「良い球を投げていればアウト」と反省した。

 14日は19歳左腕・砂田がプロ初登板初先発で大谷と投げ合う。負ければ08年以来の10連敗で借金生活に突入…。指揮官は「貯金を持って帰りたかったけどな。目先の1勝を全員でつかむしかない」と強調した。

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