両投げ投手が両打ち打者と“駆け引き”…新ルール誕生のきっかけに

[ 2015年6月7日 08:24 ]

<レッドソックス・アスレチックス>両投げのアスレチックス・ベンディット(AP)

ア・リーグ アスレチックス2―4レッドソックス

(6月5日 ボストン)
 アスレチックスのベンディットは08年6月のヤンキース傘下1Aスタテンアイランドでのプロデビュー戦で両打ち打者と対戦。両者が交互に左右を変えて試合が進まず、審判が打者に先に打席を決めるよう指示。これを受け、その後は投手が先にどちらで投げるか示す公式ルールが誕生し「ベンディット・ルール」と言われる。

 日本プロ野球も10年に公認野球規則8・01fとして採用。日本で両投げ登録の投手は南海(現ソフトバンク)の近田豊年だけで88年に1試合登板したが、その時は左投げだけ。高校野球では昨夏の埼玉大会で所沢商の増田一樹が両投げで話題を集めた。

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2015年6月7日のニュース