残った野手2人だけ…原監督 総力戦も一歩及ばず「ホームが遠かった」

[ 2015年6月7日 05:30 ]

<巨・ソ>ベンチで険しい表情の原監督

交流戦 巨人2-3ソフトバンク

(6月6日 東京D)
 試合後の巨人・原監督の表情はサバサバしたものだった。「見せ場はつくったけど、あと一本というところ。ちょっとホームが遠かったね」

 2点を追う8回に1点を返した。さらに9回。2死二塁と攻めたが、最後は代打・橋本が左翼へのライナーに打ち取られた。相手の好守にも阻まれ、主催試合11カード目にして初の負け越しが決定。初回には坂本の先制打があったが、4番・坂本が打点を挙げると勝つ「坂本神話」も14連勝で止まった。だいだい色のユニホームで戦う「橙魂(とうこん)デー」も今季4度目で初黒星だ。

 それでも下を向いてはいない。ベンチに残った野手は2人だけ。手を尽くし、交流戦打撃好調のソフトバンクと接戦を演じた。「ベンチに残っている人はいないくらい。こうやって戦うのが、うちのスタイル。きのうも負けたとはいえ、かなり粘った」と指揮官。投手陣に助けられていた打線に粘りが出ている。

 坂本は不敗記録ストップに「全然気にしてないので大丈夫」と言った。2位・DeNAも敗れ、ゲーム差0・5の首位は変わらず。今季3度目の同一カード3連敗阻止へ、7日も総動員で勝ちに行く。

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