大谷、7回1失点11Kも開幕8連勝ならず 打っては3打席3三振

[ 2015年6月6日 16:57 ]

<神・日>4回2死一、二塁、上本(左)に中前適時打を打たれた大谷

交流戦 日本ハム0―1阪神

(6月6日 甲子園)
 日本ハムの大谷翔平投手(20)が6日、甲子園球場で行われた阪神との交流戦に先発。MAX157キロの速球を武器に7回で11三振を奪い、4安打1失点と力投したが、味方打線が完封され、チームでは1981年の間柴以来34年ぶりとなる開幕8連勝を逃して今季初黒星を喫した。

 大谷が敗戦投手となるのは、昨年9月3日の楽天戦以来276日ぶり。日本ハムの連勝も5で止まった。

 今季初めて1試合で投打の“二刀流”となる「7番・投手」で先発した大谷は、序盤から快調に飛ばした。8回無失点で勝利投手となった昨年6月18日以来となる甲子園のマウンド。持ち前の速球は初回からうなりを上げ、初回から2回にかけて4者連続三振を奪うなど力投を見せた。

 だが、4回に3三振を奪う一方で3安打を浴び、2死一、三塁から上本に中前適時打を浴びて1失点。味方打線は阪神先発・メッセンジャー、呉の継投の前に沈黙し、散発2安打で完封された。7番に入った「打者・大谷」も3打席3三振に終わり、聖地・甲子園に快音を響かせることはできなかった。

 力投実らず今季初黒星を喫した大谷だが、この日の11奪三振を加えて今季の通算奪三振は80個。則本(楽天)の74個を抜き、パ・リーグ単独トップに立った。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月6日のニュース