松井氏、ダルも顧客 敏腕代理人テレム氏が転身 ピストンズ経営参加へ

[ 2015年6月6日 11:29 ]

2012年12月、カブスと2年契約を結んだ藤川と握手をかわすテレム氏

 松井秀喜氏の現役時代や、レンジャーズ・ダルビッシュ有らの代理人として知られるアーン・テレム氏(61)が、代理人業を辞めてプロバスケットボール(NBA)のデトロイト・ピストンズのオーナー会社に移ることが5日、明らかになった。ピストンズを運営するパレス・スポーツ・アンド・エンターテインメント社の副会長に就任する。

 同社のトム・ゴアーズ・オーナーが発表した。テレム氏は現在副会長を務めるワッサーマン・メディア・グループを退社後、8月3日に加入する予定だという。テレム氏は「素晴らしい顧客に恵まれ、いい仕事をこなしてきた代理人業から転身するのは難しい決断でもあった。同時に、デトロイトでの新たな挑戦にわくわくしてもいる」とコメントした。

 テレム氏は主にNBAとMLBの選手の代理人として長く活躍。松井氏やダルビッシュだけでなく、バスケットボール界ではコービー・ブライアントやデリック・ローズ、日本選手ではマリナーズ・岩隈や前レンジャーズ・藤川、楽天・松井稼、オリックス・井川らの代理人を務めた。米メディアによると08年以降だけでもまとめあげた契約の総額は35億ドル(約4375億円)以上にのぼるという。

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2015年6月6日のニュース