わずか1試合で…巨人・内海 初登板も5失点で即2軍

[ 2015年6月6日 05:30 ]

<巨・ソ>4回1死二、三塁、細山田に適時二塁打を浴びる内海

交流戦 巨人4-8ソフトバンク

(6月5日 東京D)
 ようやくたどり着いた1軍登板は、悔しさと申し訳なさばかりが残った。巨人・内海の今季初登板は、3回1/3を7安打5失点。試合後に2軍に再び戻ることが決まった。

 「次に向けてやらなければいけない課題が分かった。肩肘の不安はないので、しっかりつくり直していきたい」

 3月上旬に左前腕部の炎症で離脱。約3カ月間、地道なリハビリと2軍での調整を経て、万全で臨んだはずだったが、本来の内海ではなかった。直球の最速は137キロにとどまり、時には120キロ台も。4回に細山田に勝ち越し2点二塁打を許し、なお1死二塁で摂津への3球目に両太腿裏がつるアクシデントにも見舞われ、ここで降板。「患部を気にして投げ込むことができなかった。つくり直していきたい」と雪辱を期した。

 登板が前倒しになった救援陣もつかまり、今季ワーストタイの被安打16。チームの連勝は3で止まった。原監督は「今季初登板とはいえ、本来(の投球)という部分からいくなら、ちょっと景色が違うでしょうね」と奮起を促した。首位のチームを支えているのが投手陣。その精神的支柱として左腕の復活が待たれる。

 ▼巨人・長野(16打席ぶり安打となる4号ソロ)ヒットが出ていないのは分かっていた。きっかけにしたい。内海さんに勝たせたい気持ちはみんなあったと思う。

 ▼巨人・片岡(チーム単独トップの5号ソロ)原監督に指導してもらっているので結果が出て安心しているけど、継続できるように頑張りたい。

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