ソフトB細山田4年ぶりヒット 亡き母に、新妻に感謝のV二塁打

[ 2015年6月5日 22:09 ]

4回1死二、三塁で左越えに適時二塁打を放った細山田

交流戦 ソフトバンク8―4巨人

(6月5日 東京ドーム)
今季初スタメンの細山田がでっかい仕事をやってのけた。同点の4回1死二、三塁。このチャンスに内海から左翼越えの勝ち越し二塁打。ベンチの工藤監督がびっくりしてドングリ眼を見開くほど会心の今季初安打だった。

母美智子さんに見せたかった。昨年12月、結婚式直前でくも膜下出血で倒れた。回復の祈りも届かず56歳の若さで天国に旅立った。DeNAを自由契約となり、育成選手としてソフトバンクに拾われた。それでも美智子さんは喜んだ。父斗司郎さんを早大4年時に亡くした。それも世界大学選手権の日本代表としてチェコに遠征中の出来事だった。帰国を勧める関係者もいたが、細山田は最後まで代表チームに残り戦った。その後は、傷心の息子を励まそうと鹿児島から神宮に通い、スタンドで精一杯応援する美智子さんの姿があった。

今年、捕手にけが人が続出、晴れて支配下選手となった。この日のヒットは11年10月8日の阪神戦以来、実に4年ぶりの一打だった。

おとこ気という言葉が好きな細山田。使ってくれた工藤監督、そして母美智子さん、新妻菜穂子さんに感謝のV打だった。

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