広島・黒田、魂の112球で7回零封!チームの連敗止め今季5勝目

[ 2015年6月5日 21:08 ]

<広・楽>力投する広島先発の黒田

交流戦 広島2―1楽天

(6月5日 マツダ)
 広島の黒田博樹投手(40)が5日の楽天戦(マツダ)に先発し、7回を4安打無失点に抑えて自身連勝を飾り、今季5勝目を挙げた。チームの連敗は3で止まり、本拠地マツダスタジアムでの連敗も7でストップした。

 耐えた。気迫を込めて投じた112球。楽天・辛島との投手戦に投げ勝った。5回まで味方打線はわずか1安打に抑えられ無得点。黒田も相手打線を5回まで2安打に抑え、スコアボードに「0」を刻み続けた。

 6回、最初にピンチを背負ったのは黒田だった。先頭・松井稼に中前打を許し、牧田の三塁線へのボテボテの当たりが内野安打となり無死一、二塁。その後、バックの好守備に支えられ2死までこぎつけたが、後藤への四球で満塁に。ここで伊志嶺に一、二塁間を襲う強烈な当たりを打たれたが、一塁・新井が横っ飛びで好捕。一ゴロに仕留めて失点を防いだ。

 するとその裏、打線が待望の援護点を奪った。1死から菊池が四球、丸が中前打、新井が四球で出塁し1死満塁。エルドレッドは浅い中飛に倒れたが、鈴木誠が左翼線2点適時二塁打を放ち、ついに均衡を破った。
 
 黒田は7回も無失点に抑えて降板。8回に2番手・ヒースが藤田に右越え3号ソロを浴びて1点差に詰め寄られたが、逃げ切った。

 楽天は先発・辛島が6回を3安打2失点と好投も打線が援護できず、チームの連勝は2で止まった。

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