レンジャーズ1巡指名選手が薬物規定違反 80試合出場停止に

[ 2015年6月5日 16:57 ]

 大リーグ機構は4日、禁止薬物のフロセミドの陽性反応が出たとして、レンジャーズ傘下の1A、ヒッコリー・クロウダッズに所属するトラビス・デメリッテ内野手(20)に対して80試合の出場停止処分を科した。フロセミドは一般的に利尿剤として用いられるが、薬物を体内から早く排出するため、その陽性反応を出さないためのマスキング剤として用いられることもある。

 デメリッテは13年にドラフト1巡目(全体30位)でレンジャーズから指名を受け、3年目の今季はここまで48試合に出場して打率2割4分1厘、5本塁打、19打点という数字を残していた。

 レンジャーズはこの一報を受けて「自軍の選手が薬物規定違反によって処分されることを残念に思う。球団としてリーグの薬物排除の取り組みを全面的に支援する」との声明を発表。デメリッテは「球団、チームメート、家族、友人、ファン、すべての人々にこの犯した過ちを謝罪したい。処分を受け入れ、試合に出られない間は、しっかりと復帰へ向けての準備をする」とコメントを残した。

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2015年6月5日のニュース