立大10季ぶり15度目V 松井裕の後輩・伊藤7回零封

[ 2015年6月5日 05:30 ]

10季ぶりの優勝を決めた立大ナイン

東京六大学野球新人戦決勝 立大2-0早大

(6月4日 神宮)
 決勝と3位決定戦の2試合が行われた。決勝では立大が早大を2―0で下し、10季ぶり15度目の優勝を飾った。3位決定戦では慶大と明大が2―2で引き分け、両校3位となった。両試合とも桐光学園(神奈川)OBが活躍。立大は先発・伊藤翔大投手(1年)が7回無失点の好投。明大・中野速人内野手(2年)は8回に同点の口火を切る右越え三塁打を放った。

 立大は投手陣が完封リレーで10季ぶりの優勝を果たした。先発の左腕・伊藤は高校の1年先輩、松井裕樹(現楽天)と似たフォームから制球よく130キロ台の直球とカーブ、スライダー、チェンジアップを繰り出し、7回を3安打。三塁を踏ませず「ストライクをしっかり取れた」と振り返った。

 先輩左腕の教えである「よく人間観察しろ」を今も心掛け、打者を観察して冷静な投球につなげた。前日にはヤクルトとの交流戦で東京滞在中の松井裕から「頑張れよ」と激励の連絡を受け「桐光OBとしても良い動きができた」と笑顔。新人戦2試合9回2/3を無失点で頂点に導き「秋はリーグ戦で貢献したい」とさらなる飛躍を誓った。

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2015年6月5日のニュース