ナックルで新境地 ロッテ・植松8年目の初登板で6回1失点

[ 2015年6月5日 05:30 ]

<神・ロ>初先発で6回1失点と好投した植松

交流戦 ロッテ0-3阪神

(6月4日 甲子園)
 8年目で待望のプロ初登板初先発を果たしたロッテ・植松が、6回を4安打1失点と好投。「人生を懸ける思いだったが、それほど緊張せずにマウンドに上がれた」。今春キャンプで習得したナックルボールで、2回にゴメスを空振り三振、6回にはマートンを左飛に仕留めるなど、10球投じた“ブレ球”を有効に使った。

 13年オフに股関節の手術を受けるなどケガもあり、低迷が続く中で、元サッカー少年らしく、本田圭佑(ACミラン)らが得意とし、近年サッカー界のトレンドとなっている無回転シュートにヒントを得て、ナックルで新境地を開いた。

 「ナックルの精度は60、いやまだ40%ぐらい。もっとゲームで感覚を磨いていきたい」。金光大阪3年だった07年夏に大阪大会決勝で大阪桐蔭・中田から3三振を奪い、甲子園に進んだ。母・睦美さん(50)が見守った思い出の舞台で、プロとしてようやく第一歩を刻んだ。

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2015年6月5日のニュース