マリナーズ指揮官、退場後の“パフォーマンス”にファン総立ち

[ 2015年6月3日 17:39 ]

帽子を投げて抗議するマリナーズのマクレンドン監督 (AP)

ア・リーグ マリナーズ3―5ヤンキース

(6月2日 シアトル)
 マリナーズのロイド・マクレンドン監督(56)が2日のヤンキース戦で通算31度目の退場処分を受けた。

 両軍得点なく迎えた3回のヤンキースの攻撃、2死二塁と先制機で右打席にはロドリゲス。フルカウントからマリナーズの先発・モンゴメリーが投じた6球目のチェンジアップに手が出かかったが、バットは止まって四球に。捕手のマイク・ズィニーノ(24)は一塁塁審にハーフスイングの確認を求めたが、塁審の両手は広がった。

 この判定にズィニーノは激高。即座に一塁塁審からメジャー3年目で自身初となる退場を宣告され、ベンチからものすごい勢いで飛び出し、同塁審に詰め寄ったマクレンドン監督もほどなく同様の処分を受けた。

 これだけでも球場は沸いたが、マクレンドン監督はその後にもうひと暴れを見せて、地元ファンからの歓声を浴び続けることとなる。まず、被っていた帽子をグラウンドに投げつけると、それを本塁方向に蹴飛ばして球審に激しい言葉を放った。

 すると、今度は三塁方向へと走り出し、三塁塁審にも激しい剣幕で何やら抗議。これはロドリゲスの前に四球で出塁した左打者ガードナーのハーフスイングの判定に不満を持っての行動だった。グラウンドを去り際にもすべての審判を指刺しながら叫び続けたマクレンドン監督。一連の“パフォーマンス”を終えて、一塁ベンチに戻る指揮官をファンがスタンディングオベーションで迎えたことは言うまでもない。

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