プロでもこんなことが…DeNA須田 ブルペン良すぎて自滅

[ 2015年6月1日 05:30 ]

<ロ・D>2回1死二塁、打者・田村の時にボークを宣告されぼう然とするDeNA先発・須田

交流戦 DeNA5-9ロッテ

(5月31日 QVC)
 イメージとかけ離れた1球をDeNA・須田は最後まで引きずった。初回1死で鈴木へ1ボールからの2球目。真ん中の直球でストライクを奪ったが、捕手・高城の要求は外角低めだった。

 「ブルペンでは最高に良かったんです。制球もきっちり決まっていた。だからマウンドに上がって鈴木の場面であれ?違うなって…」。直後の3球目も内角の直球の要求が真ん中に入って先制弾を浴びた。2回にはプロ5年目で初のボークを犯すなど今季最短の2回1/36失点KO。「ボール3つ分、制球が高かった」と肩を落とした。

 痛打された8安打中、左打者が6本。完璧だったブルペンの投球が脳裏をよぎり、持ち前の大胆さを失った。左打者の内角に食い込ませるカットボールがことごとく真ん中に入り、「慎重にいって置きにいってしまった」と反省した。

 「きっちり制球できないと抑えられない。三浦のようにね」と川村投手コーチ。勝てる投手は、理想と現実の状態に折り合いをつけて修正する能力がある。2軍降格が決まった須田は「制球ですね。1軍で抑える条件はこの一つです」と自戒の念を込めて言った。

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2015年6月1日のニュース