中日バルデス　誤算初回５失点…安定感抜群だったのに

＜日・中＞初回５失点にバルデス（手前）も谷繁監督もガックリ？

交流戦 中日６－８日本ハム

（5月31日 札幌Ｄ）
　交流戦が「降竜戦」のピンチだ。過去１１度の先発で９度も「６回以上、自責点３以下」のクオリティスタートを決めていた中日・バルデスが、初回にまさかの５失点。吉見がわずか３回で緊急降板した前日に続く先発投手の誤算で、３カード連続の負け越しとなった。

　「１回は本当に良くなかった。コースを狙った球がことごとく甘く入ってしまった」

　５敗目を喫した助っ人左腕が肩を落とした。下位の若手でも、どんどんバットを振ってくるパ・リーグらしい打線を前に初回だけで６被安打。その後はじわじわ追い上げたが、いきなりのビハインドが大きすぎた。

　交流戦は最初のソフトバンク戦と同様に打ち負ける形で連続負け越し。谷繁兼任監督も「初回の５点は重い。チームによって違うし、ひとくくりにパ・リーグだから（振ってくる）とは言えないが」と元気がなかった。

　▼中日・小笠原（５番ＤＨで今季初先発し、古巣相手に３安打）元気な姿を見せられて良かった。