レンジャーズ、メジャー復帰のハミルトンが２連発で勝利に貢献！

レッドソックス戦の初回にメジャー復帰後初となるソロ本塁打を放ったレンジャーズのハミルトン　（ＡＰ）

ア・リーグ レンジャーズ７―４レッドソックス

（5月29日 アーリントン）
　レンジャーズのジョシュ・ハミルトン外野手（３４）が２９日のレッドソックス戦でメジャー復帰後初の一発を含む、２本塁打を放った。

　前日の２８日にメジャー復帰初安打を放っているハミルトンはこの試合、「５番・レフト」で先発出場。２回の第１打席、ナックルボールの使い手であるレッドソックスの先発・ライトが投じた６球目を捉えると、打球は地元レンジャーズファンの大きな歓声を浴びながらライトスタンドへ飛び込む先制ソロとなった。

　打球を見届けたハミルトンは特に表情を変えることなく、冷静にベースを一周。一方、ファンはスタンディングオベーションで昨年の８月２４日以来となる一発を祝福し、ベンチのチームメートも両手を突き上げるなどして喜びを表現した。

　その後もハミルトンの勢いは止まらず、続く２―２の同点で迎えた４回の第２打席でも同じくライトから２回のＶＴＲを見るかのようなライトオーバーの勝ち越し２号ソロを放ち、メジャー通算２００本塁打まであと６本とした。

　４月にエンゼルスから古巣レンジャーズにトレードされたハミルトンはアルコールや薬物依存症の過去があり、オフにコカインの使用を告白。出場停止処分は免れたが、２月に右肩を手術し、開幕から故障者リストに入り。マイナーでの調整を経て、２５日のインディアンス戦で昨年１０月以来のメジャー復帰を果した。