原巨人 坂本V打で総力戦制した!捕手ゼロの危機、内野の吉川が緊急待機

[ 2015年5月24日 05:30 ]

<中・巨>8回1死満塁、中越え2点適時二塁打を放った巨人・坂本は二塁ベース上でガッツポーズ

セ・リーグ 巨人4-1中日

(5月23日 ナゴヤD)
 総力戦を制し、貴重な1勝をもぎ取った。巨人は23日、中日戦の8回に同点に追い付き、なおも1死満塁の好機で坂本勇人内野手(26)が中越えに勝ち越しの2点二塁打を放った。「第3捕手」の寺内崇幸内野手(31)が負傷交代した中、吉川大幾内野手(22)を捕手としてスタンバイさせた上で相川、阿部の捕手2人を使い切り、白星を手にした。24日の同戦に勝てば、今季初の同一カード3連勝となる。

 試合を決めたのは4番の一撃だった。8回、1―1の同点となり、なお1死満塁。坂本は迷いを捨てた。「みんながつないでくれたチャンス。何とか還したい気持ちで打席に入った。3打席駄目だったから、何も考えずに思い切って振ろうと思った」。大野の145キロを中越え2点二塁打。三塁ベンチに向かい、両手でガッツポーズした。

 主将の言葉通り、決死の覚悟で「みんな」でつないだ好機だった。捕手2人制を敷く現状ながら原監督は「負けている部分で力を出し惜しむのは良くない」と決断。先頭で出塁した相川に代走・鈴木を送り、次打者に代打・阿部を起用すると、主砲は左前打で期待に応えた。しかし、万が一のケースでの「第3捕手」寺内は4回の打席中、左ふくらはぎを痛めて交代しており、ベンチで待機する捕手は不在となった。

 ここで指揮官は危機管理として内野手の吉川に「どうだ?」と促していた。吉川は「経験はないですが、できます」とブルペンに走り、高木京を相手に捕球練習。出番こそなかったが、原監督は「勇気ある人間が一人いました」と昨季まで中日でプレーした22歳を称えた。最善の備えを尽くした上で勝負をかけ、一挙4得点につなげた。

 追い込まれての強さ。坂本は言った。「ジャイアンツのいいところはそういうところ。こういう試合をものにして、もっと勝ちたい」。敵地に限れば5カードぶりの勝ち越しを決め今季初の同一カード3連勝にリーチ。原監督は「(試合が)終わってすぐは分からない」としつつも「あしたは多分、その気持ちが強くなると思います」と表情を引き締めた。

 ▼巨人・片岡(負傷した寺内に代わり途中出場。8回に同点の遊撃内野安打)彼の思いも込めてスイングした。結果は考えずに思い切って振っていこうと思いました。

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