巨人、わずか２安打じゃ…前夜の勢いどこへ？今季５度目の零敗

＜神・巨＞７回２死、右飛に倒れる阿部

セ・リーグ 巨人０―１阪神

（5月20日 甲子園）
　阪神・藤浪の前に、巨人は今季最少タイの２安打で敗れた。前日に今季１号本塁打を放った阿部は、７回に右翼へ大飛球を運んだが、フェンスまでは届かず右飛。２打数無安打、１四球に終わった主砲は「いい感じに荒れていた」と評した。

　阪神投手に０―１の完封を許したのは昨年５月１１日（甲子園）のメッセンジャー以来１年ぶり。今季５度目の零敗に加え毎回の１０三振を喫した。試合前と６回攻撃前の円陣では「第１ストライクから積極的に狙え」と指示が出ていたが、実際には振りにいけず追い込まれる場面がしばしば。川相ヘッドコーチは「打とうとしても打てない球だったのかもしれない。最後はボール球を振らされていた」と振り返った。

　一方で５回無死一、二塁で強攻策を仕掛けた場面では、８番・堂上が初球のツーシームに手を出して遊ゴロ併殺打に倒れた。「シュート（系）を打つ準備が足りなかった」と反省しきり。打線全体が悪循環から抜け出せず、原監督は「２安打で（勝つ）、というのは非常に難しい」と話した。前夜に８得点と菅野の完封で付いた勢いを、２１歳右腕にはね返された。

　▼巨人・大竹（７回１失点の好投が報われず２敗目）６回（の失点）は悔やまれますし、反省しなければなりません。