藤井「大好き」地元・豊橋で大暴れ！逆転バースデー弾で竜４連勝

＜中・広＞誕生日に地元・豊橋でヒーローとなった藤井は笑顔でガッツポーズ

セ・リーグ 中日１１―６広島

（5月20日 豊橋）
　ミラクルな一発が、故郷の夜風に乗って左中間席に飛び込んだ。地元ファンの大歓声の中、ガッツポーズを繰り返しながらダイヤモンドを一周。生まれ故郷の豊橋で再び中日・藤井がヒーローとなった。

　「ここまで良い結果が出るとは正直、思っていなかった。みなさんの声援の力です。ありがとうございます！」

　こんなドラマがあるだろうか？　年に１度の故郷での試合。しかも、この日は３４歳の誕生日。さらにさらに、昨年８月５日の同じ広島戦で延長１１回に「凱旋サヨナラ弾」を放っていた男が、２年連続で試合を決める一発を放った。４―５の７回２死二、三塁。今村の高めのフォークを振り抜く今季１号の逆転バースデーアーチだった。

　「今まで自分の誕生日に良い結果が出た記憶がなかった。最高の誕生日になりました」

　チームではスーパーサブ的存在だが、豊橋での人気は抜群。この日も家族や知人が大挙して駆けつけた。スタメンこそ外れたが、２―５の６回２死二塁で代打で登場すると「フ・ジ・イ！　フ・ジ・イ！」の大声援が巻き起こった。その打席でも右前適時打を放ち、２打数２安打４打点。格好良すぎる凱旋だ。

　「離れて１６年になるけど、豊橋大好きです！」と絶叫して絞めたヒーローインタビューもバッチリ。「持っている」男の大活躍でチームも４連勝で貯金１となった。

　▼中日・杉山（プロ初出場で初安打をマーク）必死だったことしか覚えていません。