大谷、雪辱“韓封”だ!11月プレミア12で因縁相手と開幕戦

[ 2015年5月21日 05:45 ]

11月に開幕するプレミア12についてコメントする大谷

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は20日、11月に日本と台湾で初開催する4年に1度の国際大会「プレミア12」の組み分けを発表。世界ランキング1位の日本代表・侍ジャパンは1次ラウンドでB組に入り、11月8日に札幌ドームで同8位の韓国と開幕戦を行うことが決まった。都内で会見した侍ジャパンの小久保裕紀監督(43)は、国の威信を懸けた戦いを強調。日本ハムの大谷翔平投手(20)も地元開幕戦に意欲を見せた。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は20日、11月に日本と台湾で初開催する国際大会「プレミア12」の1次ラウンドの組分けを発表。日本代表・侍ジャパンは1次ラウンドでB組に入り、11月8日に札幌ドームで韓国と開幕戦を行うことが決まった。

 米国や13年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)王者のドミニカ共和国など強豪ぞろいのB組。中でも韓国は、決勝など5度も対戦した09年WBCを筆頭に、激闘を重ねてきた最大の宿敵だ。都内で会見した小久保裕紀監督は「(韓国とは)過去の歴史から見ても熱い試合をやっている。初戦に懸ける思い、身の引き締まる思いでいっぱい」と話した。

 エースの期待を受けるのが日本ハム・大谷。楽天戦前のコボスタ宮城で「(韓国は)野球のレベルも、個々のレベルも高い。(選ばれたら)しっかり貢献できるようにしていきたい」と目を輝かせた。花巻東3年だった12年の18U世界選手権で、日本代表として韓国と2度対戦し1勝1敗。先発した5位決定戦では7回2失点、12奪三振の奮闘も、0―3で敗れた。日本ハムの本拠地で訪れるリベンジの機会。「北海道のファンにも見てもらえるのでうれしい。まずは選ばれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 小久保監督は「秋には真のトップチームで臨む」と明言。今季開幕から6戦6勝の大谷がきっと大会初代王者を狙う侍ジャパンの中心にいる。

 ▼楽天・嶋(Bグループは)かなり強豪国がそろっている。今までのWBCの日本―韓国戦はほとんど見てきた。かなり手ごわいなという印象がテレビで見ていてある。

 ▼日本ハム・中田 どことやるにも日本は勝ちにこだわってやっていく。(札幌開催は)個人的にはファイターズファンの皆さんにも応援してもらえるのでうれしい。

 ▼ヤクルト・雄平 出場各国は強豪ばかり。しびれる戦いになる。僕はこのままの成績じゃ選ばれない。レベルアップして代表に呼んでもらえるような選手にならないと。

 ▽プレミア12 国際野球連盟(IBAF)が、WBCの中間年に主催するIBAF世界ランキング上位12位の国・地域による招待大会として開催を決定。ランキングは12歳以下から女子まであらゆるカテゴリーの世界大会のポイントが反映される。20年東京五輪への正式競技復活を目指して世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発足し、同大会はIBAFからWBSCの主催に移行。ランキングもWBSC世界ランキングが適用される。野球が五輪復活を遂げれば、第2回以降の同大会が、五輪予選の位置づけになる方向。

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