アスレチックス守備力強化へ レンジャーズ前監督の招へい検討

[ 2015年5月20日 17:15 ]

 アスレチックスの地元紙サンフランシスコ・クロニクル電子版は19日付で、チームがレンジャーズ前監督のロン・ワシントン氏(63)を指導者として招へいすることを検討していると伝えた。臨時コーチの立場として招き、守備力の底上げを期待しているという。

 ア軍は今季、30球団断トツワーストの43失策。守備のほころびが響き、現在14勝27敗の地区最下位と出遅れた。中でも24歳の正遊撃手セミエンは、全選手ワーストの15失策を犯している。ワシントン氏は96年から06年まではア軍で内野守備、走塁コーチを務めた。遊撃手テハダ、三塁手チャベスらをリーグ屈指の名手に育て上げた名伯楽に、白羽の矢を立てた。

 レンジャーズではダルビッシュ、上原、建山らの指揮官として采配を振るい、在任中2度のワールドシリーズ進出へ導いた。昨年9月に「野球以外の個人的な事情」を理由に電撃退任したが、現場復帰を希望しているという。昨年のキャンプでは招待選手だった田中賢(現日本ハム)にマンツーマンで守備指導を行うなど、熱心な指導は定評がある。来年には敵軍ベンチから、復活を目指すダルビッシュの前に立ちはだかる可能性もある。

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2015年5月20日のニュース