ジェニングズ新監督「特別な瞬間をもらった」感激も初陣飾れず

[ 2015年5月20日 05:30 ]

ダイヤモンドバックス戦の前に、イチロー(手前)から首にネクタイを掛けられるマーリンズのジェニングズ新監督

ナ・リーグ マーリンズ2―3ダイヤモンドバックス

(5月18日 マイアミ)
 マーリンズGMから異例の転身となったジェニングズ新監督は「7回以降は目まぐるしかった。

 継投に頭を悩ませ、相手との知恵比べだった」と悔しそうに振り返った。86年にレッズでスカウトを始め、02年にマ軍のフロント入り。スカウト、編成部門での経歴は長いが、指導者としては30年前にアラバマ州の高校で指導しただけ。メジャーでのプレー経験もない。試合前の就任会見では「母親からは“クレージー”と言われたよ」と苦笑い。イチローからのネクタイでの歓迎には目を細め「チームの一員になれた瞬間だ。野球殿堂に入るような選手から特別な瞬間をもらった。忘れられない」と感激しきりだった。

 【大リーグの変わり種監督】

 ☆エミル・フークス 元弁護士で1922年からブレーブスのオーナー。金銭難から28年シーズン後に、ホーンズビー監督をカブスに譲渡。29年は1シーズン自ら監督として指揮を執り、56勝98敗で最下位。

 ☆テッド・ターナー 実業家でCNN局創業者として知られる。77年にオーナーを務めるブレーブスの16連敗に業を煮やし、5月11日に強引に監督に就任。その試合も1―2で敗れ17連敗となり、1試合で退任。翌日チームは連敗を止めた。

 ☆ジェリー・コールマン ヤンキースで二塁手として49年から9シーズンプレーし、通算558安打。引退後はメディアで働き、72年からパドレスの専属キャスターを2012年まで40年間務めたが、80年の1シーズンだけ監督に抜てきされた。73勝89敗1分けで最下位。

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2015年5月20日のニュース