阪神 球児獲得へ本腰 球団幹部「先発でやってもらいたい」

[ 2015年5月19日 07:37 ]

レンジャーズが戦力外とした藤川(AP)

 藤川がレンジャーズの40人枠から外れたことを受け、古巣・阪神は素早い反応を見せた。球団関係者は「これまでも調査していたけど、継続して経過を見ていくことになる」と明言。今後の動向に注目し、獲得調査に本腰を入れる。

 かつて不動の地位を築いた守護神の座は現在、呉昇桓(オ・スンファン)が務めているが、ある球団幹部は「右肘の状態もあるし、先発でやってもらいたいという考えもある」と先発転向も視野に入れていることを明かした。開幕前から不安視されていた先発5、6番手の座はいまだに固定できずじまい。藤川は阪神時代の02、03年に計14試合に先発登板した実績がある。現在、支配下選手登録(最大70人)は67人。仮に藤川を獲得したとしても2枠が残る。

 電鉄本社で対応した坂井信也オーナーは「向こうから話がなければ、こちらから動くことはできません」と慎重な構え。ウエーバー公示期間中に、まずは球団としての方向性を定めることになりそうだ。

続きを表示

2015年5月19日のニュース