イチロー獲得に尽力 異例GMから転身監督の手腕に注目の声

[ 2015年5月19日 05:30 ]

マーリンズ新監督のジェニングズGM

ナ・リーグ マーリンズ0―6ブレーブス

(5月17日 マイアミ)
 マーリンズは17日(日本時間18日)、16勝22敗の不振を理由にマイク・レドモンド監督(44)とロブ・リアリー・ベンチコーチ(51)を解任した。

 同日のブレーブス戦でミラーに9回2死まで無安打投球を許すなど、3連敗で借金が6となり、17年まで契約延長していたレドモンド監督が電撃解任された。22試合の先発出場を含む全38試合で起用され、同監督とは信頼関係が深かったイチローだが、最後の指揮となったブ軍戦では8回2死から代打で起用されて遊ゴロ。試合後、イチローは「今、聞いたところですから(気持ちは)伝えられないですよ、あんまり」と言葉少なで大きなショックを受けていた。

 注目の後任監督は、ダン・ジェニングズ氏に決まった。ゼネラルマネジャー(GM)からの異例の転身で、指導者歴は約30年前にアラバマ州の高校でのコーチ経験しかない。スカウトを長年務め02年にマ軍のフロント入りし、13年オフにGM就任。イチロー獲得に尽力し、今年1月の東京都内での入団会見にも同席した。「10月の戦いに導けるように全力を尽くします」と新監督。イチローの起用法だけでなく、未知数である監督としての手腕にも関心が寄せられている。

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