阪神・岩崎 魔の4回…突然の3連続四球「抑えようと思って…」

[ 2015年5月18日 05:30 ]

<中・神>4回2死二、三塁、岩崎(左)は必死でベースカバーに入るがエルナンデス(右)に適時内野安打を許す

セ・リーグ 阪神1-6中日

(5月17日 ナゴヤD)
 長いトンネルから抜け出せない。阪神先発の岩崎は突如、制球を乱して4回3失点で降板。欲しかった今季初勝利は5度目の登板でも手に入らず、3つ目の黒星が付いた。

 「自分で苦しい展開にしてしまった。抑えよう、抑えようと思って…」

 試合後は自身への怒りをしまいこむように、ぐっと口元を引き締めた。3回まで2安打無失点と快調に飛ばしていた左腕に“異変”が起きたのは4回だった。ストライクが全く入らず、先頭の荒木から3連続四球で瞬く間に満塁。ナニータはフルカウントから左飛に打ち取ったものの、福田の三ゴロの間に先制点を献上した。痛恨だったのが、直後のエルナンデスに浴びた一塁への2点適時内野安打。この回限りで降板すると、試合中はベンチ奥で、がっくりと肩を落とした。まさに「魔の4回」だった。

 昨年、ルーキーながら開幕ローテーション入りを果たし、5勝をマークした若虎に勝利の女神はなかなか微笑んでくれない。前回6日の中日戦では6回2失点と好投し、勢いに乗って今季3度目の対戦となる中日打線に向かっていったが、結果は出なかった。奇しくも、昨年5月7日に相手の予告先発が変更された時の先発も岩崎だった。再度のKOで再び、悪夢を見た。

 ▼阪神・中西投手コーチ(4回に制球を乱した岩崎について)フォーム的な問題。上と下のバランスが合わなくなった。

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2015年5月18日のニュース