ヤク打線　２点も勝負どころで機能！ミレッジも帰ってくる

＜巨・ヤ＞３回１死一、二塁、右前適時打を放つヤクルト・上田。投手は巨人・高木勇

セ・リーグ ヤクルト２－０巨人

（5月17日 東京Ｄ）
　連敗していた過去９試合は平均２・３得点。低調なヤクルト打線が、この日は勝負どころでつながりを見せた。

　まずは３回に敵失にも乗じた２死一、三塁から上田が先制の右前打。試合前に真中監督から「走者がいる時に引っ張る準備を忘れないように」と助言された左打ちの２６歳は「連敗中だったから、いつも以上に先制点を意識してました。監督に言われた通りにできました」と大きく胸を張った。

　７回は１死二塁から荒木が中越え適時二塁打。貴重な追加点を挙げた若武者は「初球から内角のボールを狙って、それを打つことができました」と笑顔で振り返った。この日も４安打２得点だったが、勝利につながったことは大きい。１９日のＤｅＮＡ戦（神宮）からは開幕当初に右肩を痛めて離脱したミレッジが復帰する予定で、起爆剤としても期待される。