谷繁監督 登板回避の吉見は「心配されることではない」

[ 2015年5月17日 18:15 ]

<中・神>緊急先発の武藤は5回無失点で初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔

セ・リーグ 中日6―1阪神

(5月17日 ナゴヤD)
 中日は、予告先発が発表されていた吉見が「体調不良」で急きょ登板を回避するアクシデント。「朝来て(先発を)言われた」という武藤が5回5安打無失点と役目を果たし、昨年9月16日のDeNA戦(横浜)以来となる白星を挙げた。

 「最初は戸惑った」という言葉通り、序盤は毎回得点圏に走者を背負う不安定な立ち上がりだった。それでも初回2死一、二塁でマートンをスライダーで遊ゴロに打ち取ると、3回には1死一、三塁のピンチも踏ん張ってゴメスを遊ゴロ併殺斬り。阪神打線に連打を許さず、5つのゼロを並べてリリーフ陣にバトンを託した。

 谷繁兼任監督からは「十分役割を果たした」と評価を受けた右腕だったが、お立ち台では「反省するところはしっかり…」と手放しでは喜ばず。「本当は吉見さんだったので、次はちゃんと自分が投げて勝てるように」と表情を引き締めた。指揮官は吉見については「心配されるようなことではない」と言葉を濁した。

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2015年5月17日のニュース