カットボール3球続け同点打…初黒星の高木勇に秦コーチ「流れ悪くした」

[ 2015年5月11日 05:30 ]

<D・巨>8回途中降板する高木勇(右)

セ・リーグ 巨人2-4DeNA

(5月10日 H新潟)
 無傷の5連勝中だった巨人の新人・高木勇が、プロ7戦目で初黒星を喫した。7回1/3をともに自身ワーストとなる11安打で4失点。2―2の8回に2点を勝ち越された場面を振り返り「まだまだ勝負できたところで失点したのは申し訳ない」と悔しさをかみしめた。

 勝負の分岐点となったのは1―0の2回1死一塁。バルディリスに対し、得意のカットボールを2球続けて追い込んだ。だが3球目もカットボールを投じ、右中間へ同点二塁打を浴びた。同じ球種を続ければ、打者からすれば見極めやすくなる。さらに手が出せる外角高めに投げ「もう少し慎重にいってくれれば」と斎藤投手コーチ。秦バッテリーコーチも「流れを悪くした」と指摘した。

 7回に井端の左前適時打で同点に追いつくと、原監督は8回1死の場面で高木勇に代打を送らずに続投させた。しかし、その裏に2点を勝ち越された。打線も6安打で2得点と援護できず、チームは今季初めて2カード連続の負け越し。原監督は「しっかりゲームはつくっているし、まずまずだと思います」と新人右腕をねぎらい、高木勇も「落ち込んでも仕方ないので次に向かって頑張ります」と懸命に前を向いた。

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